フィットネスが大きくなると何が変わる?FC・異業種人材・AI【FLATTE JOURNAL】

2026.10.02

フィットネスが大きくなると何が変わる?FC・異業種人材・AI【FLATTE JOURNAL】

<文字起こし>

こんにちは。FLATTEがお届けする「ウェルネスカフェ」、MCの三田村です。

今回も「FLATTE JOURNAL」として、海外のフィットネスやウェルネス業界で気になったニュースを取り上げながら、これからの業界について考えていきたいと思います。

今週取り上げるのは、900店舗を突破したフィットネスフランチャイズの話、オレンジセオリーに元Pizza Hutの経営者が入った話、そしてAIフィットネスの話。

そして途中で、最近私が個人的にハマっている、ちょっとしたウェルネスの話もしたいと思います。

それでは、今週のFLATTE JOURNAL、始めていきましょう。


1.赤外線フィットネス「Hotworx」が900店舗を突破

まず一つ目。

アメリカを中心に展開している「Hotworx」というフィットネスブランドが、世界で900店舗を突破しました。

Hotworxは、赤外線サウナの中でトレーニングをするという、ちょっと変わったフィットネスです。

24時間営業で、15分のHIITや30分のアイソメトリックトレーニングなどを、映像を見ながら行う仕組みになっています。

2017年に最初のスタジオをオープンして、2025年12月に800店舗。

そこから1年も経たずに900店舗まで増えていて、現在の会員数は40万人以上。

2027年春には1,000店舗を目指しているそうです。

900店舗って、改めて考えるとすごいですよね。

FLATTEもフランチャイズをやっているので、こういうニュースを見ると、最近は店舗数そのものよりも、

「どうやったら900店舗を同じ仕組みで運営できるんだろう」

という方が気になります。

しかも面白かったのが、Hotworxでは、もともと会員だった方がフランチャイズオーナーになるケースが多いそうなんです。

これはすごく強いですよね。

そのサービスを自分自身が使っていて、好きになって、そのあと「自分もこの店をやりたい」となる。

ある意味、お客様が一番強い営業マンになって、その先ではオーナーにもなっていく。

ブランドへのファン化が、そのまま出店につながっていく形もあるんだなと思いました。

FLATTEでもこれから店舗が増えていく中で、そういう循環がつくれたら面白いなと思います。


2.Orangetheoryのトップに、元Pizza Hut社長

続いても、個人的にかなり面白かったニュースです。

アメリカ発のフィットネスブランド「Orangetheory Fitness(オレンジセオリー・フィットネス)」が、新しいグローバルブランドプレジデントにCarl Loredo(カール・ロレド)さんを起用しました。

この方、フィットネス業界の出身ではありません。

直前までPizza Hutのアメリカ事業の社長を務めていて、その前にはWendy’sで約10年間、マーケティングなどを担当していた方です。

つまり、かなり外食畑。

最初に見たとき、

「ピザからフィットネスに行くんだ」

と思ったんですが(笑)。

でも、よく考えると結構納得感があります。

Orangetheoryは現在、アメリカ49州と20か国に約1,300店舗を展開しています。

さらに日本でも、2034年までに100店舗以上を目指す計画が発表されています。

ここまでの規模になると、求められるのはトレーニングを知っていることだけではなくて、

店舗をどう増やすのか。
ブランドをどう統一するのか。
地域によって違うお客様に、どう同じブランド体験を届けるのか。

こういう能力なのかなと思います。

実際、飲食チェーンってものすごくオペレーションが重要ですよね。

誰が働いても一定のサービスを提供できるようにして、でも地域ごとの違いにも対応する。

フィットネスも店舗数が増えていくと、どんどんそういう産業になっていくのかもしれません。

最近FLATTEでも、採用や研修、店舗運営、広告など、いろいろな部分を見ているので、

「いいレッスンを提供すること」と、「いいフィットネス事業をつくること」は、実は結構違う能力なんだな

というのはすごく感じます。


ちょっと脱線。最近ハマっているウェルネス

ここで少しニュースから離れて、最近私がハマっているものの話をしたいと思います。

最近、Avedaのヘアサロンで、カットやカラーではなくて、シャンプーとブローだけお願いすることがあるんです。

これが、意外とかなり良くて。

最初は暑い時期に、自分で髪を洗って乾かすのがちょっと面倒だな、くらいのきっかけだったんですが、実際にやってみると、髪をきれいにしてもらうこと以上に、

「人に頭を洗ってもらって、何もしない時間」

が、すごく気持ちいいんですよね。

もちろんヘッドスパほど、「今日は自分をメンテナンスするぞ」という感じでもない。

普通にシャンプーしてもらって、髪をきれいにブローしてもらって帰る。

でも、30分とか1時間、人に任せてぼーっとしているだけで、かなりリフレッシュする。

しかも、そのあと髪もきれいになります(笑)。

最近これをやっていて、

「ウェルネスって、別に運動したり、サウナに行ったり、何かすごいことをする必要はないんだな」

と思いました。

自分でやらずに、誰かにちょっと任せる。

少しだけ整えてもらって、気分よく日常に戻る。

こういうものも、十分ウェルネスなんじゃないかなと思います。

最近ちょっと疲れている方には、個人的にはかなりおすすめです。


3.ホームジムも「器具」からAIサービスへ

最後はテクノロジーのニュースです。

中国・深圳発のフィットネステック企業「Speediance(スピーディアンス)」が、新しいホームジム製品や初のウェアラブル端末を発表しました。

Speedianceは、ケーブルを使った筋力トレーニング機器にデジタル負荷を組み合わせて、トレーニングデータの記録やプログラムの提案まで行う会社です。

今回、新しい「Gym Monster(ジムモンスター)」シリーズなど4つの製品を発表。

さらに、自社を単なるホームジム機器メーカーではなく、AIを使ったフィットネスプラットフォームとして位置づけようとしています。

これはフィットネス業界で最近かなり増えている動きだなと思います。

昔だったら、フィットネス機器を買ったら、それでメーカーとの関係はほぼ終わりでした。

でも今は、機械を買ったあとも、

どんな運動をしたのか。
どのくらい身体が動いたのか。
次に何をしたらいいのか。

そういうところまで、ずっとサービスが続いていく。

ハードウェアを販売するビジネスから、利用者との関係を継続していくビジネスに変わってきています。

もちろん、全部AIに任せればいいということではないと思うんですが、

トレーナーが毎回ゼロから考えなくてもいいことや、予約していない時間にもフォローできることは、これからかなり増えていきそうです。


今週のFLATTE JOURNALを振り返って

ということで、今回のFLATTE JOURNALは、

「900店舗のFC、異業種経営者、AI。フィットネス・ウェルネスはどう広がっている?」

というテーマでお届けしました。

店舗を増やす仕組みだったり、異業種から経営人材を迎える動きだったり、AIを使ってお客様との関係を広げていく動きだったり。

事業としてはどんどん大きく、仕組み化されていく一方で、利用する側が求めているのは、意外と「ちょっと気分が良くなった」とか、「少し整った」とか、そういう小さな体験なのかもしれません。

それでは、また次回のウェルネスカフェでお会いしましょう。

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