FC1号店から4店舗展開へ。小林さんが考える「再現性のある店舗づくり」とオーナーの役割

2026.09.12

FC1号店から4店舗展開へ。小林さんが考える「再現性のある店舗づくり」とオーナーの役割

FLATTE PILATES 大森店・目黒店・大崎店・大井町店の4店舗を運営する、NECESSARY PARTNERS合同会社代表の小林義弘さん。

フランチャイズ業界に長く携わってきた経験を持ち、FLATTEでは店舗オーナーとしてだけでなく、これから加盟を検討する方への説明や開業支援、既存オーナーの運営相談などにも携わっています。

実は、FLATTEのパーソナルマシンピラティスのFC展開は、小林さんが立ち上げた大森店から始まりました。

そこから約2年で4店舗へ。

どのように1店舗目を立ち上げ、複数店舗へと展開してきたのか。そして、自らもオーナーである小林さんだからこそ考える、店舗運営やFC本部との向き合い方とは。

これまでの歩みと、FLATTEでの店舗づくりについて伺いました。

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恵比寿のカフェから始まった、FLATTEとの出会い

小林さんとFLATTEとの出会いは、共通の知人からの紹介でした。

恵比寿のカフェで、FLATTE代表の舟久保と初めて顔を合わせたのが始まりだったといいます。

「最初に1時間以上話したと思います。FLATTEの事業や、これからフランチャイズをどう展開していきたいのかという話を聞きました」

小林さん自身、もともとフランチャイズ業界で長く仕事をしてきました。最初のキャリアも、フランチャイズの仕組みをつくるコンサルティングの仕事だったそうです。

これまでの経験を活かして何か力になれるのではないか。

そんな思いからFLATTEに関わり始め、まずはセミパーソナル事業のフランチャイズ構築に携わることになりました。

その後、新たな事業として立ち上がったのがパーソナルマシンピラティスです。

直営店のないFC1号店。大森店からすべてが始まった

パーソナルマシンピラティスのFC1号店となったのが、小林さんがオーナーを務める大森店です。

現在では全国に店舗が広がっていますが、当時はまだ直営店で実績をつくった後にFC展開するという段階ではありませんでした。

文字通り、ここからモデルをつくっていくスタート地点でした。

「大森店が、FLATTEパーソナルピラティスのすべてのスタートだったんです」

それでも、小林さんには挑戦できると考えた理由がありました。

「フランチャイズは、しっかりしたビジネスモデル、本部の支援、そしてオーナーの力。この3つがあれば成り立つと、これまでの経験から考えていました」

一方で、1号店だからこそ、最初から用意されている正解はありません。

人材の採用方法、面接、マーケティング、オープンまでの準備。

一つひとつを実際の店舗運営を通じてつくっていきました。

「大変ではありましたが、舟久保さんと一緒につくった店舗だと思っています」

大森店での経験を目黒店へ。「次のオーナーに渡せるモデル」をつくる

大森店は駅から少し離れた住宅街にあり、事務所利用が可能な物件を活用した店舗でした。

そこで一定の手応えを得た一方、小林さんはFLATTEをさらに広げていくためには、もう一つ異なる条件での成功モデルが必要だと考えます。

FLATTEピラティス1号店となった大森店
FLATTEピラティス1号店となった大森店

 

そこで立ち上げたのが、2店舗目となる目黒店でした。

目黒駅から徒歩圏内のマンションサロン型の店舗です。

「大森店とは違う条件でも店舗を成立させることができれば、その後のオーナーさんたちに渡していけるフランチャイズパッケージになると思いました」

目黒店では、大森店を運営する中で見えてきた反省点も活かしました。

特に意識したのが、お客様が店舗を訪れたときに感じる空間づくりです。

「お客様が来たときに『ここ、いいな』『ここならピラティスを頑張れそう』と思える雰囲気はすごく大切だと思っています。内装も含め、大森店で感じたことを目黒店では形にしました」

1店舗目で経験したことを2店舗目へ。

そして、そこで得た知見を次の店舗へ。

小林さんの店舗展開には、単に店舗数を増やすのではなく、「再現できるものをつくる」という考え方があります。

3店舗目、4店舗目への展開を後押しした「人」の存在

当初から、小林さんには品川・目黒周辺で複数店舗を展開していく構想がありました。

ただし、出店ありきではありません。

「店舗を出すのであれば、会社の事業としてどんな意味があるのか、働く人にとってどんな意味があるのか。そこは考えていました」

そんな中、大森店・目黒店を運営するうちに、想定以上に採用が進んでいきます。

働きたいと手を挙げてくれるトレーナーが増え、今度は勤務してもらうための枠が足りないという状況になりました。

「せっかくうちに来てくれたのに、活躍してもらえる場所がない。それなら店舗を増やそうと考えました」

そうして大崎店、さらに大井町店へと展開。

現在は4店舗を運営するまでになりました。

店舗があるから人を採用するだけでなく、「一緒に働きたい人がいるから、その人が活躍できる場所をつくる」。

そんな人を起点とした出店も、小林さんの店舗展開を支えています。

未経験者を育てる仕組みが、採用の可能性を広げる

店舗運営において、小林さんが特に重要だと考えているのがトレーナー採用です。

ピラティスの需要が広がる一方で、経験のあるトレーナーだけを採用し続けるには限界があります。

そこで大きな役割を果たしているのが、未経験からトレーナーを目指せるFLATTEのスクールです。

「全くの未経験からスクールを卒業して、トレーナーとしてデビューした方たちが、今実際に店舗で活躍しています」

小林さんと舟久保は、ともに美容業界に関わった経験があります。

美容業界では、市場が成熟するにつれて、人材の確保や育成が大きな課題になる場面を見てきました。

だからこそ、ピラティスでも経験者だけを取り合うのではなく、自分たちで人を育てられる仕組みが必要だと早い段階から考えていたといいます。

「挑戦したい方の応援にもなりますし、オーナー側も採用できる人の幅が広がります。振り返ってみても、この仕組みは大きかったと思います」

4店舗のオーナー経験を、FCオーナーの支援へ

現在、小林さんは自身の店舗運営と並行して、FLATTEのFCオーナー支援にも携わっています。

開業までのサポートはもちろん、物件選び、採用、スタッフマネジメント、体験から入会につなげるための店舗運営など、相談内容はさまざまです。

特に物件選びについては、自ら4店舗を立ち上げてきた経験を活かしています。

「自分自身が店舗をやってきた中で、マーケティングだけではなく、どこに出店するのか、どんな物件を選ぶのかという部分もすごく重要だと感じています。その経験やデータを使って、物件探しも支援しています」

FCオーナーの中には、フィットネス事業や店舗経営が初めてという方も少なくありません。

限られた時間の中で準備を進める方もいます。

だからこそ、経験者の視点から「次に何をすればいいのか」を具体的に伝え、オープンまで伴走することを大切にしています。

うまくいく店舗に共通するのは、トレーナーとのコミュニケーション

数多くの店舗やオーナーを見てきた小林さんに、運営がうまくいく店舗の共通点を聞くと、返ってきたのは「トレーナーとのコミュニケーション」でした。

「僕たちオーナーが直接お客様を喜ばせているわけではありません。実際にお客様と接して、サービスを届けているのはトレーナーです」

だからこそ、トレーナーが何に悩んでいるのか、何にやりがいを感じているのか。

その声に向き合うことが、結果として店舗のサービスにもつながります。

一方で、FLATTEでは業務委託として自立して活動するトレーナーも多いため、長時間のミーティングを繰り返す必要はないといいます。

「大切なポイントを絞って、必要なコミュニケーションを取る。それでも十分にいい関係はつくれると思っています」

任せるところは任せながら、必要なところではしっかり向き合う。

複数店舗を運営する小林さんならではの距離感です。

本部とオーナーは、役割が違うからこそ同じ方向へ進める

店舗オーナーでありながら、本部側でFC支援にも携わっている小林さん。

両方の立場を経験しているからこそ、本部とオーナーにはそれぞれ異なる役割があると話します。

「本部の役割は、FLATTEというブランドをどう成長させ、その成長をオーナーさんにどう還元していくかを考えることだと思います」

一方、オーナーには自分自身の店舗と向き合い、事業として成長させる役割があります。

本部がつくる事業計画と、各オーナーがつくる事業計画は同じではありません。

「オーナー自身が事業計画を持って、その実現のために本部からどんな支援を受けるのかを考えることが大切だと思っています」

どちらか一方に任せきるのではなく、それぞれが自分の役割を果たしながら同じブランドを育てていく。

それが、小林さんの考えるFC本部とオーナーの理想的な関係です。

ピラティスを一時的なトレンドではなく、「文化」へ

今後の目標について聞くと、小林さんがまず挙げたのは、店舗数や売上ではなく「成長」という言葉でした。

「僕自身も、オーナーとしてもっと成長しなければいけないと思っています。その大前提にあるのは、お客様に喜んでいただくことです」

オーナーも、トレーナーも、お客様のために成長する。

それが店舗運営の軸だといいます。

フランチャイズ業界に20年以上携わってきた小林さんにとって、市場の流れを見ることも経営者として重要な視点です。

ピラティス市場が拡大する今、その流れに乗ることには大きな意味がある一方、一時的なブームだけを見ているわけではありません。

「ピラティスは、これから文化として定着していくのではないかと思っています」

もちろん、その過程が常に順調とは限りません。

それでも、不安や課題があるときに、本部とオーナーが一緒になって前へ進んでいくことがフランチャイズの価値だと小林さんは話します。

大森店という一つの店舗から始まり、目黒、大崎、大井町へ。

自ら店舗を運営しながら、その経験を次のオーナーへと還元していく小林さん。

その歩みは、FLATTEが一つひとつの店舗で得た経験を、次の店舗へとつないでいく歩みでもあります。

プロフィール

小林 義弘(こばやし よしひろ)

NECESSARY PARTNERS合同会社 代表。

20年以上にわたりフランチャイズ業界に携わり、フランチャイズの構築・運営支援などを経験。FLATTEでは、パーソナルマシンピラティスFC1号店となる大森店を立ち上げ、現在は大森店・目黒店・大崎店・大井町店の4店舗を運営。

自身の店舗運営と並行して、FLATTEの新規加盟検討者への説明、開業支援、物件選定、既存FCオーナーの店舗運営支援などにも携わっている。

店舗情報

▶︎ FLATTE PILATES 大森店
▶︎ FLATTE PILATES 目黒店
▶︎ FLATTE PILATES 大崎店
▶︎ FLATTE PILATES 大井町店

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