幼少期からフィギュアスケートに打ち込み、高校時代からは海外に拠点を移して競技に取り組んできたSUMIさん。
現在は株式会社ファノーヴァの事業開発マネージャーとして、FLATTEの現場研修やトレーナー育成、スクール事業のプログラム開発に携わっています。
競技者としての経験は、どのように今の仕事につながっているのか。
そして、未経験からトレーナーを目指す方に向けて、どのような環境づくりを大切にしているのか。
今回は、トレーナー名「すみ」としても活動するSUMIさんに、これまでの歩みとFLATTEでの取り組みについて聞きました。
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幼少期からフィギュアスケートの世界へ
SUMIさんがフィギュアスケートを始めたきっかけは、幼い頃にテレビで見た女子選手の演技でした。
「テレビで見た女子選手にすごく魅了されて、これをやってみたいと思ったことが最初のきっかけでした」
当時は水泳やバレエなど、いくつかの習い事をしていた中のひとつとしてスケートを始めたそうです。
その後、小学校低学年の頃に「より本格的に取り組みたい」と思い、クラブに入って競技生活が始まりました。
小学校高学年になると国内大会にも出場。
最初はシングルの種目に取り組んでいましたが、小学校5年生の時にコーチからペア競技の存在を教わり、その魅力に惹かれていきます。
「ペア競技をやってみたいと思ったことがきっかけで、中学以降は毎年夏休みにアメリカへ合宿に行き、ペア競技の練習をしていました」
当時、日本にはペア競技を本格的に練習できる環境が少なく、指導者も限られていました。
そのため、中学卒業後には本格的に海外へ渡り、高校から大学にかけてアメリカでトレーニングを積むことになります。
世界選手権で感じた、目標に向かって積み重ねる力
競技生活の中で特に印象に残っているのは、初めて出場した世界選手権だったといいます。
「それまでテレビで見ていた選手たちを間近で見ることができて、まずその場にいること自体に感動しました」
初めての世界選手権では、残念ながら予選通過は叶いませんでした。
しかし、その経験を経て、翌年の世界選手権では「予選通過」を目標に練習を重ねます。
そして、その目標としていた大会で、今までで一番良い演技を出すことができました。
「予選通過を目標にしていた大会で、自分の中でベストな演技を出すことができたことが印象に残っています」
目標を決め、そこに向けて積み重ねる。
その経験は、今の仕事にもつながる大切な土台になっています。

ペア競技で学んだ、呼吸を合わせることの難しさ
ペア競技は、相手と呼吸を合わせることが欠かせない競技です。
同じタイミングで動くこと。
同じ感覚で力を入れること。
相手に合わせながら、自分の身体もコントロールすること。
「相手に合わせるというところでは、かなり練習を積まないといけませんでした。同じタイミングで同じ動きをするには、呼吸を合わせるくらいの気持ちで取り組む必要がありました」
その中で出会ったのが、ピラティスでした。
ペア競技を始めてから2年ほど経った頃、SUMIさんはピラティスを取り入れるようになります。
「ピラティスをしていく中で、体幹の使い方や呼吸を意識することの大切さに気づきました。力を入れるタイミングで息を吐くことで、力が入りやすくなることもありました」
氷の上での練習だけでなく、地上でのトレーニングの大切さも実感。
インナーマッスルを意識することで、身体を守りながら動く感覚が身についていきました。
「フィギュアスケートでは、腰を反らしたり、関節を大きく使ったりする動きが多くあります。その中でもインナーマッスルをしっかり鍛えていたことで、怪我の予防にもつながったのではないかと感じています」

海外生活で身についた「まずやってみる」姿勢
フィギュアスケートの経験は、身体の使い方だけでなく、行動力にも大きく影響しています。
海外で生活しながら競技に取り組む中では、自分から動かなければ何も始まりません。
英語でコミュニケーションを取ること、練習環境に適応すること、異国の生活に慣れること。すべてを自分で乗り越えていく必要がありました。
「海外では、自分から能動的に声をかけに行かなければいけませんでした。待っていたら何も進まないという状況だったので、行動力はその中で身についたと思います」
できるか、できないかではなく、まずやってみる。
やってみなければ、できるかどうかも分からない。
その姿勢は、現在の仕事にもつながっています。
「ありがたいことに、今も新しいことに挑戦させていただける環境があります。ないところから新しいものを作るときには、とりあえずやってみることが大事なのかなと思っています」

FLATTEに惹かれた理由は、自分らしく働けそうだと感じたから
SUMIさんがFLATTEに入社したきっかけは、ピラティスの資格を活かして働ける場所を探していたことでした。
当時は大学生で、オンライン授業を受けながら、ピラティスを教えられる場所を探していたといいます。
実家が横浜だったこともあり、横浜から通いやすく、渋谷より手前のエリアで探していたところ、目に留まったのがFLATTEでした。
「FLATTEの理念にとても共感しました。運動が苦手な人でも、ハードルを下げて無理なく続けられるコンセプトになっているところがいいなと思いました」
また、ホームページでトレーナー紹介を見たときにも、他のピラティススタジオとは違う雰囲気を感じたそうです。
ピラティスというと、華やかで綺麗なイメージを持たれることもあります。
一方でFLATTEには、さまざまなバックグラウンドを持つトレーナーがいて、少しゆるやかで、自分らしく働けそうな空気がありました。
「海外生活が長かったこともあり、日本の環境に戻ってきたときに馴染めない時期もありました。FLATTEなら、自分らしく働けそうだと感じて応募しました」
育成で大切にしているのは、質問しやすい環境
入社後、SUMIさんはトレーナーとして実際にお客様へのレッスンを経験。
その中で、FLATTEの文化として大切にしていきたいことが見えてきました。
それが「質問しやすい環境」です。
「お客様に寄り添う姿勢はもちろん大切にしていますが、それと同時に、トレーナーが質問しやすい環境も大切だと思っています」
いつでも聞いていい。
質問しても否定されず、肯定的に受け止めてもらえる。
そうした環境があることで、未経験の方や経験の浅いトレーナーも安心して学ぶことができます。
また、トレーナー一人ひとりがこれまで積み重ねてきた経験を引き出すことも大切にしています。
「皆さんそれぞれ、これまでの経験があります。その経験を引き出すことを大切にしながら、育成に携わっています」

少人数だからこそ、丁寧に学べるスクールへ
現在、SUMIさんはFLATTEのスクール事業にも携わっています。
FLATTEのスクールは、未経験の方がトレーナーデビューするまでをサポートするプログラムです。
プログラムづくりでは、代表の舟久保やパーソナルトレーナー、オーナーなどの知見を取り入れながら、実践的に学べる内容を整えてきました。
FLATTEのスクールで大切にしているのは、少人数で丁寧に学べることです。
「ピラティスの養成スクールは大人数で行われることも多いですが、FLATTEではあえて少人数での研修にしています。少人数だからこそ、みっちり指導できることを大切にしています」
短い時間の中でも、集中して学ぶ。
毎回の疑問点を解消しながら、次につなげていく。
ただ知識を詰め込むのではなく、一人ひとりが着実に理解し、現場に立てるようにサポートしています。
「前回からの疑問点を一回一回解消しながら、次につなげられるようにすることを大切にしています」
同期と高め合いながら、トレーナーデビューを目指す
スクールを受けた方々からは、少人数だからこそのつながりも生まれています。
たとえば、3人で同時にスクールを進めたケースでは、同期としての絆が深まり、テストに向けて一緒に練習する姿が見られました。
トレーナーデビューに向けては、最終的に指導のテストがあります。
そのため、実際に相手に指導する練習を積み重ねることが欠かせません。
「同期同士で時間を合わせてスタジオで練習したり、お互いに高め合ったりしていました。その空気感がすごくいいなと思いました」
卒業後も、また練習しに行こうと声をかけ合うような関係が続いているそうです。
学ぶだけでなく、仲間と一緒に成長していけること。
それも、FLATTEのスクールの魅力のひとつです。
カナダ発祥のメソッド「ESSENTRICS」との出会い
SUMIさんは、カナダ発祥のエクササイズメソッド「ESSENTRICS」の資格も持っています。
ESSENTRICSは、日本ではまだ聞き慣れない方も多いメソッドです。
SUMIさんがフィギュアスケートでカナダに住んでいた頃、同じ街にESSENTRICSの本部があり、ピラティスと同じように週1回通っていたことが出会いでした。
「ESSENTRICSは、体幹を鍛えながら、しなやかな身体を作るメソッドです。ピラティスに似ている部分もありますが、太極拳の要素やバレエの要素も取り入れられています」
基本的にはフロアで行う、自重のエクササイズ。
アスリートはもちろん、シニアの方でも安全に取り組みやすい内容になっています。
日常生活で弱くなりやすい背中まわりの筋肉や、股関節まわりの小さな筋肉にも刺激を入れながら、背中の柔軟性を高めていくことができます。
「日本ではまだ認知度の低いメソッドですが、北米やヨーロッパではインストラクターも多くいます。私は国内初のインストラクターとして活動させていただいています」
現在、FLATTEではセミパーソナルジムのレッスンのひとつとして、ESSENTRICSの特別レッスンも実施しています。
10代から70代まで、無理なく通える場所に
FLATTEには、10代から70代まで、幅広い年代のお客様が通っています。
一人ひとりが自分のペースで無理なく受けられるレッスンを用意していること。
そして、運動に慣れていない方でも安心して通いやすい雰囲気があること。
それが、FLATTEらしさでもあります。
「24時間ジムというと、少しハードルが高いイメージを持つ方もいるかもしれません。でも、FLATTEはカフェのような雰囲気で、アットホームな感じがあります」
女性専用24時間ジムも展開しているため、ジムに不安を感じる方でも安心して通える空間になっています。
運動が得意な人だけの場所ではなく、運動不足を感じている方、これから始めたい方、長く無理なく続けたい方に向けた場所。
それが、FLATTEが目指している姿です。
未経験からでも、トレーナーを目指せる
FLATTEのスクールでは、まったく違う仕事からトレーナーを目指す方も多くいます。
資格を取ることにハードルを感じたり、スクールは厳しそうで怖いと感じたりする方もいるかもしれません。
でも、FLATTEでは少人数で一人ひとりに寄り添いながら、丁寧にサポートしています。
「ピラティスに興味はあるけれど、本当に何も分からない状態という方でも、これまでの経験を活かしながらトレーナーとして活躍できます」
保育士からトレーナーになった方。
別の業界から挑戦した方。
それぞれの経験は、決して無駄にはなりません。
むしろ、その人ならではの経験が、お客様とのコミュニケーションやレッスンに活きていきます。
「今からでも、ぜひチャレンジしていただきたいです」

SUMIさんが目指す、あたたかく学び合える場所
SUMIさんが大切にしているのは、一人ひとりが安心して挑戦できる環境です。
お客様にとっても、トレーナーにとっても、ハードルが高すぎないこと。
質問しやすく、否定されず、これまでの経験を活かしながら成長できること。
競技者として海外で挑戦してきた経験。
ピラティスやESSENTRICSを通して身体の可能性を実感してきた経験。
そして、FLATTEでトレーナーやスクール生と向き合ってきた経験。
そのすべてが、今のSUMIさんの育成に活きています。
「Natsuさんのような素敵なトレーナーが、たくさん増えていったらいいなと思っています」
FLATTEはこれからも、運動を始める人にも、トレーナーを目指す人にも、あたたかく挑戦しやすい場所であり続けます。
プロフィール
SUMI
株式会社ファノーヴァ 事業開発マネージャー/FLATTEトレーナー。
幼少期からフィギュアスケートに打ち込み、高校時代から海外を拠点に競技生活を送る。国際大会への出場経験を持ち、競技引退後はピラティスインストラクターとして活動を開始。現在はFLATTE本部で現場研修やトレーナー育成、スクール事業のプログラム開発に携わっている。カナダ発祥のエクササイズメソッド「ESSENTRICS」の国内初インストラクターとしても活動し、身体の使い方やしなやかな動きづくりを伝えている。
